和歌山県和歌山市美園町のメンタルクリニックおおや

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おおや通信
NEWS

アルコール談話4

A氏に「何故酒を飲むのか?」というかなり哲学的な疑問が湧きました。最も単純な答えは「個人的には爽快期」を味わうためです。もちろんお酒自体が美味しい,食事を美味しくさせるという理由もあるでしょう。お酒自体が趣味という方もおられます。集団的になると,お酒は盛り上がるためです。これは集団的爽快期および興奮期です。緊張感が取れ,やや多弁になると普段は話しづらい相手とでも会話が弾みます。一緒に飲んでいる人たちと一体感や連帯感を感じてしまいます。宴会や祭礼でお酒が登場する理由はこれらにあります。ただし,度が過ぎると…,です。

アルコール談話3

A氏の酔い方は今のところ単純酩酊です。アルコールを摂取すると血中濃度が高くなるに従い,爽快期,興奮期,酩酊期,泥酔期,昏睡期となります。ただし個人差がかなりあります。“酒の強い人”というのは酩酊期に大量のアルコールを摂取できる人と換言できます。爽快期は酒気帯び運転,興奮期で酒酔い運転に該当します。泥酔期では意識がなく,昏睡期では心肺機能に障害が出ます。お酒に慣れていない学生がコンパなどで“一気飲み”により泥酔や昏睡状態になるとします。速やかに救急医療を受けなければなりません。放っておけば死に至りますので注意して下さい。そもそも現役で大学に合格すればまだ18歳の未成年ですので。

アルコール談話2

「アルコールは薬物である」と聞くと違和感を持たれる方も多いかと思います。薬物とは、「自然界からの抽出や発酵、あるいは化学的合成により生成され、身体や精神に影響を与えるもの」と考えれば、アルコールは薬物です。おまけに、依存性を有しています。抗不安薬や睡眠剤の依存性を気にされる方は多いのですが、アルコールは合法的で処方箋の不要な依存性を有する薬物であり、単回の使用でも精神に影響を与えるものです。

アルコール談話1

5月30日に登場した若いサラリーマンはアルコールという薬物の影響下にありました。アルコールの作用は最も単純に説明すると神経麻痺作用です。精神状態に影響したとすれば、中枢神経を麻痺させたことになります。酩酊(お酒に酔うこと)は単純酩酊と異常酩酊に大別されます。異常酩酊では「人が変わる」場合や意識がはっきりしないこともあります(単純酩酊でも記憶が飛んでいることはあります)。幻覚や妄想が出現することもあり得ます。異常酩酊者は周囲から煙たがられたり、警察のご厄介になったりされます。ご自愛を。